2010年12月7日火曜日

Android2.3 SDK アップデート手順

Android2.3(Gingerbread)がGoogleよりリリースされました。
あわせてADT(8.0.0)、SDK(2.3)、NDK(r5)もリリースされています。
ここではADTとSDKのEclipseで開発するためのバージョンアップ手順を紹介します。

新規で開発環境をセットアップする場合は以下を参照してください。
Windowsの場合
MacOS Xの場合
Eclipse3.5でAndroid2.1の手順ですがほぼ同じです。

  1. ここから最新のSDKを入手し、既存のSDKと置き換えてください。
  2. Eclipseを起動し、「Help」→「Install new Software...」をクリックし、インストール済みのADTを選択するか https://dl-ssl.google.com/android/eclipse を入力します。
  3. DeveloperToolsが表示されるので、展開します。バージョンが8.0.0が確認できたらDeveloperToolsにチェックを入れ、「Next」をクリックします。
  4. 「accept」「Next」「Finish」でインストールを完了させます。ADTのバージョンアップは以上です。
  5. 「Window」→「Android SDK and AVD Manager」を選択し、「Available Packages」を選びます。
  6. Android RepositoryとThird party Add-onsにチェックを入れ「Install Selected」をクリックします。
  7. 「Accept All」を選択し「Install」をクリックすると、SDKのダウンロードとインストールが開始します。時間がかかりますが、これでアップデートは完了です。

Androidプロジェクトのビルドターゲットを最新(API Level 9)にして動作するか確かめましょう。

2010年11月3日水曜日

Android 静的に画面作成

次のような画面を作成してみます。
ボタンのサイズが不揃いなのは分かりやすくするためです。


Androidでは静的な画面の作成は XML で記述出来ます。
以下の XML が今回の画面を作成するために必要な記述です。
ちょっとごちゃごちゃしていますが、順を追って説明したいと思います。




   

  
  

  
  

  

 

 

  
  

  
  

  

 






1行目:< scrollview >
読んで字の如く画面をスクロールさせるために必要なタグになります。
今回の画面ではスクロールが発生することはありませんが、とりあえず配置しました。
このタグは33行目で閉じでいて、画面全体の最親要素となっています。

3行目: < linearlayout >
このタグはAndroidでTextView、Buttonなどを綺麗に配置するためによく利用されるタグです。
キモとなるのは、その属性にある android:orientation です。
android:orientation="vertical"とすると、linearlayoutの子要素が縦方向に配置されます。
3行目の < linearlayout > は31行目で閉じられているので、全て縦方向に配置されることになります。

しかし、画面を見ての通りcheckbox,textview,buttonは画面上に横方向に配置されています。
そこで

5行目:< linearlayout >
ここのlinearlayoutはandroid:orientation="horizontal"になっています。
"horizontal"にすることにより、linearlayoutの子要素が横方向に配置されるようになります。
このlinearlayoutは16行目で閉じられており、5行目のlinearlayoutの子要素です。
よって、5〜16のlinearlayoutの子要素のcheckbox,textview1,button1は横方向に並んでいます。

勘の良い人ならもうお気づきだと思います。
つまり、3〜31行目のlinearlayoutは5〜16行目と18〜29行目のlinearlayoutの2つだけを縦方向に並べていることになります。

7,8行目:< checkbox >
チェックボックスです。5〜16行目のlinearlayoutの左側に配置されます。

10,11行目:< textview >
テキストを表示するためのViewです。5〜16行目のlinearlayoutの真ん中に配置されます。

13,14行目:< button >
ボタンです。5〜16行目のlinearlayoutの右側に配置されます。

18〜29行目は5〜16行目の繰り返しです。
textview,buttonの大きさが違うのはそれぞれの属性にある android:layout_height と android:layout_width の値によるものです。

5〜16行目内のtextview,buttonのそれぞれの値は全て"wrap_content"となっています。このように設定すると、GUI要素を表示するための最小のサイズ、つまり表示しているテキストが表示されるのに最低のサイズです。
ちなみにここを"fill_parent"とすると画面一杯のサイズになります。

18〜29行目内のtextview,buttonは具体的なサイズを"dip"という単位で設定しています。

今回の画面は説明のため、不格好ですが、android:layout_height と android:layout_width を揃えることによって、綺麗に配置できます。そろえるとこんな感じになります。

簡単な画面であれば、linearlayoutを使うことにより、かなりカバーできるのではないかと思います。
次回は今回静的に作成した画面を動的に作成する方法を紹介したいと思います。

2010年7月14日水曜日

Android アプリでSDカードを使う方法

AndroidアプリでSDカードにデータを読み書きする方法です。

  1. エミュレータでは必要ありませんが、実機でSDカードを使用する場合は以下のコードを AndroidManifest.xml に記述します。この記述がないと例えばファイル書き込みをした際に FileNotFoundException がthrowされます。権限がないのです。
  2. 
    
  3. あとは普通にファイル入出力するだけです。以下はファイル書き込みのサンプルです。注意点はSDカードのパスです。パスは /sdcard/ です。
  4. import java.io.BufferedWriter;
    import java.io.File;
    import java.io.FileOutputStream;
    import java.io.IOException;
    import java.io.OutputStreamWriter;
    
    import android.app.Activity;
    
    private void save() throws IOException {
    
        String fileName = "/sdcard/" + getPackageName() + "/sample.txt";
    
        File file = new File(fileName);
        file.getParentFile().mkdir();
    
        FileOutputStream fos = new FileOutputStream(file, true);
        OutputStreamWriter osw = new OutputStreamWriter(fos, "UTF-8");
        BufferedWriter bw = new BufferedWriter(osw);
    
        bw.write("ファイル書き込みテスト");
        bw.flush();
        bw.close();
    }
    
  5. 作成されたか DDMS の File Explorer で見てみましょう。getPackageName()でパッケージ名をディレクトリ名に指定しているので、サンプルでは sdcard/com.kitsugim/sample.txt となっています。
  6. ファイルは出来ているようなので、最後にちゃんと書き込みが出来ているかの確認です。同じくDDMS の FileExplorer からファイルをPCに保存できるので、保存してからテキストエディタで開いてみます。

はい、ちゃんと書き込みもできてます。

2010年7月7日水曜日

Eclipse 3.6 Herios で C/C++ 開発

Eclipse3.6 Herios に C++ 開発環境を整えるには2つ方法があります。
1つ目はとっても簡単。Eclipseのダウンロードページに C++ 開発環境入りのEclipseが提供されていますので、こちらEclipse IDE for C/C++ Developers をダウンロードするだけ。

これをダウンロードしなかった人はプラグインの CDT をインストールする必要があります。こちらも手順は非常にシンプルです。

  1. Eclipseを起動し、「Help」→「Install New Software...」を選択します。
  2. ドロップダウンに Helios - http://download.eclipse.org/releases/helios があるので選択します。
  3. いくつかプラグインのリストが表示されますが、今回はCDTをインストールしたいので、「Programing Language」→「C/C++ Development Tools」にチェックを入れ[Next]をクリック。
  4. 次の画面でも[NEXT]
  5. I accept the terms of the license agreement を選択し、[Finish]をクリック。
  6. インストールが完了すると、再起動しろと言われるので[Restart Now]をクリックして終了です。

Eclipse 3.6 Herios で Android 環境構築

いつの間にか Eclipse3.6 Herios がリリースされてました。
早速、最新のEclipseにAndroidの開発環境を整えます。
手順は........Eclipse3.5と全く同じです。
ということで、手順は以前書いております。下記リンク先の手順3からがADTのインストール方法です。
Windowsの場合
MacOS Xの場合
WinもMacもほとんど違いはないんですけどね。

2010年6月6日日曜日

Android Emulator に実行ファイルがインストールされない!?

以前の記事で Emulator を使ってアプリケーションの動かし方を説明しました。Emulatorを作成して最初の実行時には何の問題もなく動いていましたが、たまに変な動きをしだすようになりました。

どんな現象かというと、コードを変更して再度 Emulator の起動から実行すると、変更したコード(実行ファイル)が Emulator に反映されていないっぽいのです。

通常 Eclipse 上から Emulator を実行すると
  1. Emulatorが起動する
  2. 実行ファイル(.apkファイル)がインストールされる
という手順で Emulator 上で実行することができます。

通常 Emulator 起動後に Eclipse のコンソールにはアプリケーションのインストールを開始する旨のメッセージ、
Uploading hogehoge.apk onto device 'emulator-XXXX'
Installing hogehoge.apk...
成功!
と出力されます。

私が遭遇した現象は Emulator の起動までは問題ないのですが、起動後にいくら待っても実行ファイルのインストールが始まりません。

これが仕様なのかなんかのかは関係なく、結構悩んだので対処法を書きます。
対処法は非常に簡単で、

Emulator が起動している状態で Eclipse からもう一回実行するだけ。

実行すると Android Device Chooser が立ち上がり、現在起動中のデバイス(ここではEmulator)が表示されるので、選択して [OK] をクリックします。


こうすると実行ファイルのインストールだけ行います。
この「Emulator が起動している状態」という考えが今まで無かったので、毎回長い時間 Emulator の起動を待って、挙句には実行ファイルがインストールされないという状態にイライラしていたのです。

この方法でインストールされなかったことは1度もありませんが、もしこれでもダメな場合は、ターミナル(Windowsはコマンドプロンプト)から直接コマンドを実行する手もあります。 ではコマンドで実行する手順を Emulator の起動から紹介します。
  1. 『emulator @エミュレータ名』を入力します。エミュレータ名はエミュレータ作成した際に自分で付けた名前です。
  2. Emulator の起動を待ちましょう。以下の画面が表示されたら起動完了です。
  3. 現在開いているターミナル(コマンドプロンプト)はそのままにして、新規にターミナル(コマンドプロンプト)を開きます
  4. インストールコマンド『adb install -r hogehoge.apk』を入力します。
インストールコマンドの説明をします。
-r は既に同じアプリケーションがインストールされていた場合は上書きする。という意味です。新規でインストールする際は付けなくても良いですが付けても問題ないです。上書きの際は付けないとインストールできません。
最後に実行ファイル名をフルパスで指定します。Eclipse で開発をしている場合は、ワークスペースの bin ディレクトリに作成されるのでそれを指定しましょう。

インストールコマンドを実行すると以下のメッセージが表示されます。
486 KB/s (24129 bytes in 0.048s)
    pkg: /data/local/tmp/hogehoge.apk
Success
1行目はおそらく転送速度が表示されているので、毎回数値が異なります。
2行目はインストール先です。Androidのアプリケーションはファイルシステムの/data/local/tmpにインストールされます。

Eclipseでインストールする場合もコマンドでインストール場合も Emulator は常に起動したままで構いません。Emulator の起動は遅いので待ってられませんもんね。

2010年5月23日日曜日

Android 環境構築 for Windows(Android SDKとADTのインストール)

手順1:Android 環境構築 for Windows(JREとJDTのインストール)
手順2:Android 環境構築 for Windows(Eclipseインストール)
手順3:Android 環境構築 for Windows(Android SDKとADTのインストール)
      Androidアプリ開発環境構築手順の最後になりました。今回はAndroid SDKとADTのインストールを行います。
      1. Android Developers で SDK のダウンロードし、C:¥android に解凍します。フォルダがない場合は作成してください。
      2. 環境変数を設定します。マイコンピュータを右クリックしてプロパティを選びます。「詳細設定」タブを選び「環境変数」ボタンをクリックします。システム環境変数にある『Path』を選択し[編集]をクリックします。変数値には既に値が入っていると思いますので一番後ろに;C:¥android¥android-sdk-windows¥toolsと入力します。頭の;(セミコロン) を忘れずに!「OK」クリックで終了です。
      3. Eclipseに「Android Development Tools(ADT)」プラグインをインストールします。「ヘルプ」→「新規ソフトウェアのインストール...」でインストールダイアログが表示されるの で、[追加]ボタンをクリックします。
      4. サイトの追加ダイアログが表示されるので、ロケーションに「https://dl-ssl.google.com/android/eclipse/」か 「http://dl-ssl.google.com/android/eclipse/」を入力し、OKボタンをクリックします。(名前は何でも構いません。)
      5. Developer Toolsにチェックを付け、[次へ]をクリックします。
      6. インストール詳細ウィンドウが開くのでそのまま[次へ]をクリックします。
      7. 「使用条件の条項に同意します」を選択し、[完了]をクリックします。終了したらEclipseを再起動します。
      8. 「ウィンドウ」→「設定」→「Android」でSDKロケーションに解凍した SDK のディレクトリ(C:¥android¥android-sdk-windows)を指定します。
      9. 「ウィンドウ」→「Android SDK and AVD Manager」を選択します。
      10. Available Package を選択し、右側のチェックボックスにチェックし、[Install Selected]をクリックします。
      11. Accept All を選択し、[インストール]をクリックします。結構時間がかかります。
      12. エミュレータの設定を行うため、もう一度「ウィンドウ」→「Android SDK and AVD Manager」を選択します。
      13. Virtual Device で[新規]をクリックし、エミュレータの設定を行います。名前は任意ですがどのバージョンに設定するかわかりやすい名前が良いと思います。ここでは VirtualDevice2.2とします。ターゲットは Google APIs(Google Inc.) - API Level 8 を選択しました。[Create AVD]をクリックします。エミュレータの追加が行われたのが確認出来ると思います。エミュレータの設定は作成するバージョンに合わせた方が良いので特にここで設定しなくても大丈夫です。Android 2.1のプロジェクトを動かす場合はエミュレータもそれに合わせた方が良いでしょう。
      これでEclipseでAndroid開発環境の構築が完了しました。
      気づいた方もいるかもしれませんが、ここに載せてある画像のほとんどがMacの画像になっています。Eclipseの設定なんで実はあまり変わらないんですよね。(全く同じにしてくれれば良いのに・・・)

      それではおなじみのお試しプロジェクトを作成してみましょう。

      2010年5月22日土曜日

      Android 環境構築 for Windows(Eclipseのインストール)

      手順1:Android 環境構築 for Windows(JREとJDTのインストール)
      手順2:Android 環境構築 for Windows(Eclipseのインストール)
      手順3:Android 環境構築 for Windows(Android SDKとADTのインストール)
        次は統合開発環境であるEclipseをインストールします。2010年5月現在で最新であるEclipse3.5(Galileo)を使用します。日本語化されているものをインストールするので、Pleiades使います。

        1. こちらよりAll in One のEclipseがダウンロードできます。「Eclipse 3.5 Galileo Pleiades All in One」のアイコンを選びます。ダウンロード出来るものがいくつか表示されますが、今回は JavaのFull All in One(JREあり)をダウンロードします。
        2. ダウンロードしたファイルをダブルクリックして実行します。インストーラが起動しますので、「インストール」をクリックします。インストールはこれで終了です。簡単です。
        3. インストールフォルダ(C:¥pleiades)下のeclipseフォルダの中にEclipse.exeがあるので、デスクトップにショートカット作っておくと良いでしょう。
        4. 起動するとワークスペースの選択ダイアログが表示されます。ここで変更しなくても後で変更できるので、よく分からない人はそのままでOKです。
        5. ついでなので、Javaプロジェクトを作ってみましょう。Javaがインストールされているのが条件です。「ファイル」→「プロジェクト」→「Javaプロジェクト」を選択し[次へ]をクリックします。
        6. Javaプロジェクトの作成ダイアログが表示されるので、プロジェクト名に任意のプロジェクト名を入力し[完了]をクリックします。
        7. パッケージ・エクスプローラに作成したプロジェクトが表示されているので「+」をクリックして展開します。
        8. 展開すると【src】という名前のフォルダがあるので、ここで右クリックして「新規」→「クラス」を選択します。
        9. 名前(M)の所に任意の名前を付けます。ここではとりあえず『Hello』とします。どのメソッド・スタブを作成しますか?の部分にある『public static void main(String[] args)(V)』のところにチェックを入れて[完了]をクリックします。
        10. Hello.javaというファイルが作成されて、中央のウィンドウにファイル内容が表示されます。以下のようにソースを書きます。
        11. public class Hello {
          
              /**
               * @param args
               */
              public static void main(String[] args) {
                  // TODO 自動生成されたメソッド・スタブ
          
                  System.out.println("Hello World!!");
              }
          }
          
        12. メニューの「実行」→「実行」か、メニューバーの部分にある矢印(下の画像の赤丸部分)をクリックします。
        13. 画面下のコンソールに Hello World!! と表示されれば成功です。

        これでEclipseのインストールは終了です。Android開発の為にはもう少し頑張る必要がります。最後にAndroid SDK と ADT のインストールを行います。

          2010年5月21日金曜日

          Android SDK を Version Up しよう!

          2010年5月21日にGoogleがAndroidの最新バージョンをリリースしました。
          バージョンは2.2です。
          SDKも同時にリリースされましたので、バージョンアップ手順を紹介したいと思います。
          新規でインストールする場合はこちらを参照してください。2.1をインストールしたときに書いたものですが、手順は同じです。
          Mac OS X でEclipseからの手順ですが、Windowsでも通用すると思われます。

          2.1からアップデートの普通にアップデートしたら失敗しました。エラーメッセージを読むと、どうやらEclipseのプラグイン(ADT)のバージョンアップが必要みたいです。なので始めにプラグインのバージョンアップをします。

          1. Eclipseで「ヘルプ」→「新規ソフトウェアのインストール」→「すでにインストールされている」をクリックします。
          2. Android DDMS と Android 開発ツール を選択して「更新」をクリックして更新を完了してください。
          3. 更新が完了し、Eclipseを再起動します。「ウィンドウ」→「Android SDK and AVD Manager」を選択し、「Available Packages」を選び、チェックボックスにチェックします。
          4. インストール一覧が表示されますので、チェックボックスはそのままで「Install Selected」をクリックします。
          5. 次もそのまま「インストール」をクリックします。結構時間かかります。
          6. 完了するとエラーが出ますが、PCを再起動させればOKみたいです。  
          これでバージョンアップは完了です。既存プロジェクトのビルドターゲットを最新(API Level 8)にして動作するか確かめましょう。エミュレータの設定も忘れずに!!

            2010年5月16日日曜日

            Android 環境構築 for Windows(JREとJDTのインストール)

            手順1:Android 環境構築 for Windows(JREとJDTのインストール)
            手順2:Android 環境構築 for Windows(Eclipseインストール)
            手順3:Android 環境構築 for Windows(Android SDKとADTのインストール)
              AndroidアプリはJavaで書くのでJavaがなければ始まりません。
              ということで、手始めにJavaの環境を整えます。

              インストールの前に既にインストールされているかもしれないので確認してみましょう。
              コマンドプロンプトで
              java -version
              javac -version
              とそれぞれ入力して、バージョン情報が出ればインストール済です。
              ちなみに前者がJRE(Javaの実行環境)、後者がJDK(Javaの開発環境)のバージョン情報です。
              最新バージョンがインストールされていない場合はインストールされていない場合と同じ手順です。

              それではインストールされていない場合の手順です。

              JREのダウンロードとインストール
              1. こちらからダウンロードします。ダウンロードが完了したら、ダウンロードしたファイルをダブルクリックして実行します。【インストール先のフォルダを変更する】チェックを入れて「インストール」をクリックします。「変更」をクリックし、インストール先のフォルダに[C:¥Java]を指定してください。フォルダがない場合は作ってください。「次へ」をクリックしインストール完了です。

              JDKのダウンロードとインストール
              1. Sun Developer Network(SDN)にアクセスします。いくつかダウンロードするものがありますが、「Java Download」のアイコンをクリックします。
              2. はい、ダウンロードページに飛んできましたね。英語のページですがビビることはありません。Downloadボタンをクリックします。Platformの 部分はOSを勝手に判別してWindowsになっているはずですが、もし違ったらWindowsを選択してください。
              3. これでダウンロードが始まると思いきや、User NameとPasswordを入力しろと。このページを見てる人は多分アカウントなんか持っていないと思いますが、アカウントの作成しなくていいです。一番 下の「Skip this Step」をクリックしてください。これでダウンロードが始まります。
              4. ダウンロードが完了したら、ダウンロードしたファイルをダブルクリックして実行します。手順は簡単です。「同意する」→「次へ」だけです。特に指定しなけ れば[C:¥Program Files¥Java]にインストールされていると思います。「jdkx.x.x_xx」(x.x.x_xxはバージョン)とう名前のフォルダがそれです。[C:¥Java]にフォルダごと移動してください。
              環境変数の設定
               JREはインストーラが自動で最新バージョンを指すようにしてくれますが、JDKは自分で設定しなければなりません。※WindowsXPの場合を説明します。
              1. マイコンピュータを右クリックしてプロパティを選びます。「詳細設定」タブを選び「環境変数」ボタンをクリックします。
              2. システム環境変数に『JAVA_HOME』を設定します。変数名に既に『JAVA_HOME』がある場合は「編集」を、ない場合は「新規」をクリックします。新規の場合は変数名にJAVA_HOMEと入力します。変数値は両者共通でJDKのインストールフォルダを入力します。ここではC:¥Java¥jdkx.x.x_xxx.x.x_xxはバージョン)ですね。
              3. システム環境変数『Path』の設定です。これで最後です!『Path』は既に変数名にあると思いますので「編集」をクリックします。変数値には既に値が入っていると思いますので一番後ろに;%JAVA_HOME%¥binと入力します。頭のの前の;(セミコロン) を忘れずに!「OK」クリックで終了です。変数値に値がなかった場合はセミコロンを抜いたものを入力します。
              環境は整ったので、きちんとインストール&設定がされているか確認します。
              コマンドプロンプトで
              java -version
              javac -version
              と それぞれ入力して、インストールしたバージョン情報が出ればOKです。
              'java'は、内部コマンドまたは外部コマンド、操作可能なプログラムまたはバッチファイルとして認識されていません。
              とか
              'javac'は、内部コマンドまたは外部コマンド、操作可能なプログラムまたはバッチファイルとして認識されていません。

              と言われたら、インストール先のフォルダと環境変数で設定した値が一致していない可能性があります。ここで紹介した手順はインストール先フォルダを変更しているので注意してください。

              Javaのインストールが終わったら、次はEclipse(統合開発環境)のインストールをします。Eclipseの手順も簡単なのでもう少し頑張りましょう。

              2010年4月4日日曜日

              Android Maps API

              AndroidでGoogle Mapを表示するアプリを作ろうとすると、API keyが必要になります。
              ネットで検索すると取得方法はかなり書かれていますが、それでも書きます。

              とりあえずAndroidの開発環境が整っていることと、Macであることが前提になっています。

              まずはAPI key取得ページに行きます。
              英語であーだこーだ書いてあります。
              ページの最下部に移動して、チェックボックスにチェックします。

              「My certificate's MD5 fingerprint」

              ここにMD5値を入力します。
              なんだそれ?って思うかもしれませんが、そんなことはあまり考えず、ターミナルで

              keytool -list -keystore ~/.android/debug.keystore

              を実行します。
              パスワード聞かれますが無視してEnterで大丈夫です。

              一番下にMD5値が表示されてるので、コロンも含めて全部コピー。
              で、先程のサイトでペースト。

              Generate API key ボタンクリックでフィニッシュです。

              今回の内容はしょうもないなーー。

              2010年2月22日月曜日

              Android で "Hello World!"

              さて、Eclipse に Android 開発環境がインストール出来たところで、おなじみの Hello World (Hello Android) を作ってみましょう。



              1.Eclipseで、「ファイル」→「新規」→「その他...」で新規ウィザード上で「Android」を展開し、Android プロジェクト を選択し[次へ]。


              2.プロジェクト設定ウィザードで以下のように設定し、[完了]。

              ・プロジェクト名:HelloAndroid
              ・ビルド・ターゲット:Android 2.1
              ・アプリケーション名:HelloAndroid
              ・パッケージ名:sample.android
              ・Create Activity:HelloAndroid


              3.プロジェクトが作成されているのを確認し、src -> sample.android -> HelloAndroid.javaを開き、以下のコードを記述します。

              package sample.android;
              
              import android.app.Activity;
              import android.os.Bundle;
              import android.widget.TextView;
              
              public class HelloAndroid extends Activity {
                  /** Called when the activity is first created. */
                  @Override
                  public void onCreate(Bundle savedInstanceState) {
                      super.onCreate(savedInstanceState);
                      
                      TextView tv = new TextView(this);
                      tv.setText("Hello!! Android!!!!!");
                      setContentView(tv);
                  }
              }
              

              4.メニューの「実行」から「実行構成…」を選択し、「Android アプリケーション」をダブルクリックします。

              5.実行構成ウィザードが開くので、名前に「androidtest」プロジェクトには[参照]ボタンをクリックし、「HelloAndroid」を選択してから、[実行]。


              6.エミュレータが起動します。起動までに少し時間が掛かります。


              7.起動すると以下の画面が表示されます。右側のボタンに[MENU]ボタンがあるので押してみます。


              8.Hello!!Android!!!!!と表示されていると思います。


              9.ちなみに、ホームボタンを押すとホームメニューが表示され、[Browser]を選ぶとWebブラウザが立ち上がり、普通に使えます。(操作しにくいですが)



              10.HelloAndroidアプリを実行したい場合はホームメニュー画面の中央下にある矢印みたいなのをクリックします。表示された中に HelloAndroid があるので選択すれば実行できます。



              その他のサンプルプログラム

              AndroidアプリでSDカードを使う方法

              2010年2月18日木曜日

              Eclipse 3.5 Galileo で Android 環境構築

              さて、今更ながら気になっていたAndroidアプリを作ってみたくなった。
              JavaとEclipseがインストールされていることを前提とします。
              Windows版はこちら

              1.まずは Android Developers で SDK のダウンロード&任意の場所に解凍します。私は/System/Library/android-sdk-mac_86 にしました。

              2.環境変数を設定します。.bash_profileに
              export PATH=$PATH:/System/Library/android-sdk-mac_86/tools
              を追加しましょう。.bash_profileがない場合は home/ユーザディレクトリに作りましょう。ターミナルの使い方が分からない場合は、上記パスを .bash_profile に直接書いてもOKです。

              3. Eclipseに「Android Development Tools(ADT)」プラグインをインストールします。「ヘルプ」→「新規ソフトウェアのインストール...」でインストールダイアログが表示されるので、[追加]ボタンをクリックします。

              4.サイトの追加ダイアログが表示されるので、ロケーションに「https://dl-ssl.google.com/android/eclipse/」か「http://dl-ssl.google.com/android/eclipse/」を入力し、OKボタンをクリックします。(名前は何でも構いません。)



              5.Developer Toolsにチェックを付け、[次へ]をクリックします。


              6.インストール詳細ウィンドウが開くのでそのまま[次へ]をクリックします。


              7.「使用条件の条項に同意します」を選択し、[完了]をクリックします。終了したらEclipseを再起動します。


              8.「環境設定」→「Android」でSDKロケーションに解凍した SDK のディレクトリを指定します。(画像は既にSDKが読み込まています。初めて設定する場合はリストには何も表示されません。)


              9.「ウィンドウ」→「Android SDK and AVD Manager」を選択します。

              10.Available Package を選択し、右側のチェックボックスにチェックし、[Install Selected]をクリックします。


              11.Accept All を選択し、[Install Accepted]をクリックします。結構時間がかかります。


              12.エミュレータの設定を行うため、もう一度「ウィンドウ」→「Android SDK and AVD Manager」を選択します。

              13.Virtual Device で[新規]をクリックし、エミュレータの設定を行います。名前は適当に AndroidPhone とかにします。現時点で最新の Android 2.1 - API Level 7 を選択しました。[Create AVD]をクリックします。エミュレータの追加が行われたのが確認出来ると思います。


              これでEclipseでAndroid開発環境の構築が完了しました。

              それではおなじみのお試しプロジェクトを作成してみましょう。

              2010年1月22日金曜日

              Eclipse 3.5 Galileo で Eclox (Doxygen) プラグインを使ってみる

              前提として Eclox と Doxygen が正常にインストールされており、ソースコード中に Doxygen 対応のコメントが記入されていることが条件です。インストール方法はこちら。コメント記入方法はDoxygenecloxとdoxygenで仕様書メンテナンスの効率をUP!で紹介されています。

              1.Eclipseで、「ファイル」→「新規」→「その他...」で新規ウィザード上で「その他」を展開し、 Doxyfile を選択し[次へ]をクリックします。


              2.Doxyfile name に適当な名前を入力し[完了]ボタンをクリックします。Doxyfile Name は(プロジェクト名).doxyfile がわかりやすいかもしれませんね。


              ここで
              Doxygen Not Found Eclox was not able to run doxygen.Doxygen is either missing or eclox is not properly configured to use it.
              なんてエラーが出た人はインストールが正常に行われていません。


              3.作成された doxyfile を開き、基本タブと拡張タブに設定を行います。設定はここで紹介されているものをそのまま適用しました。設定が終了したらdoxyfileを保存します。




              4.doxyfileを右クリックし、「@Build Documentation」を選択します。コンソールに「*** Build finished!」が表示されたら解析終了です。


              5.設定時に Output Directory に指定したディレクトリに解析ファイルが出力されているので、確認してみましょう。Output Directory の下に作成された html ディレクトリの中に、 index.html があります。このファイルがトップページとなります。

              index.html

              私が出力できた例です。全てのファイルを解析対象にしていないので、解析が不十分なところもありますが、イメージを掴めれば。。。そんな程度で見てください。