2010年5月23日日曜日

Android 環境構築 for Windows(Android SDKとADTのインストール)

手順1:Android 環境構築 for Windows(JREとJDTのインストール)
手順2:Android 環境構築 for Windows(Eclipseインストール)
手順3:Android 環境構築 for Windows(Android SDKとADTのインストール)
      Androidアプリ開発環境構築手順の最後になりました。今回はAndroid SDKとADTのインストールを行います。
      1. Android Developers で SDK のダウンロードし、C:¥android に解凍します。フォルダがない場合は作成してください。
      2. 環境変数を設定します。マイコンピュータを右クリックしてプロパティを選びます。「詳細設定」タブを選び「環境変数」ボタンをクリックします。システム環境変数にある『Path』を選択し[編集]をクリックします。変数値には既に値が入っていると思いますので一番後ろに;C:¥android¥android-sdk-windows¥toolsと入力します。頭の;(セミコロン) を忘れずに!「OK」クリックで終了です。
      3. Eclipseに「Android Development Tools(ADT)」プラグインをインストールします。「ヘルプ」→「新規ソフトウェアのインストール...」でインストールダイアログが表示されるの で、[追加]ボタンをクリックします。
      4. サイトの追加ダイアログが表示されるので、ロケーションに「https://dl-ssl.google.com/android/eclipse/」か 「http://dl-ssl.google.com/android/eclipse/」を入力し、OKボタンをクリックします。(名前は何でも構いません。)
      5. Developer Toolsにチェックを付け、[次へ]をクリックします。
      6. インストール詳細ウィンドウが開くのでそのまま[次へ]をクリックします。
      7. 「使用条件の条項に同意します」を選択し、[完了]をクリックします。終了したらEclipseを再起動します。
      8. 「ウィンドウ」→「設定」→「Android」でSDKロケーションに解凍した SDK のディレクトリ(C:¥android¥android-sdk-windows)を指定します。
      9. 「ウィンドウ」→「Android SDK and AVD Manager」を選択します。
      10. Available Package を選択し、右側のチェックボックスにチェックし、[Install Selected]をクリックします。
      11. Accept All を選択し、[インストール]をクリックします。結構時間がかかります。
      12. エミュレータの設定を行うため、もう一度「ウィンドウ」→「Android SDK and AVD Manager」を選択します。
      13. Virtual Device で[新規]をクリックし、エミュレータの設定を行います。名前は任意ですがどのバージョンに設定するかわかりやすい名前が良いと思います。ここでは VirtualDevice2.2とします。ターゲットは Google APIs(Google Inc.) - API Level 8 を選択しました。[Create AVD]をクリックします。エミュレータの追加が行われたのが確認出来ると思います。エミュレータの設定は作成するバージョンに合わせた方が良いので特にここで設定しなくても大丈夫です。Android 2.1のプロジェクトを動かす場合はエミュレータもそれに合わせた方が良いでしょう。
      これでEclipseでAndroid開発環境の構築が完了しました。
      気づいた方もいるかもしれませんが、ここに載せてある画像のほとんどがMacの画像になっています。Eclipseの設定なんで実はあまり変わらないんですよね。(全く同じにしてくれれば良いのに・・・)

      それではおなじみのお試しプロジェクトを作成してみましょう。

      2010年5月22日土曜日

      Android 環境構築 for Windows(Eclipseのインストール)

      手順1:Android 環境構築 for Windows(JREとJDTのインストール)
      手順2:Android 環境構築 for Windows(Eclipseのインストール)
      手順3:Android 環境構築 for Windows(Android SDKとADTのインストール)
        次は統合開発環境であるEclipseをインストールします。2010年5月現在で最新であるEclipse3.5(Galileo)を使用します。日本語化されているものをインストールするので、Pleiades使います。

        1. こちらよりAll in One のEclipseがダウンロードできます。「Eclipse 3.5 Galileo Pleiades All in One」のアイコンを選びます。ダウンロード出来るものがいくつか表示されますが、今回は JavaのFull All in One(JREあり)をダウンロードします。
        2. ダウンロードしたファイルをダブルクリックして実行します。インストーラが起動しますので、「インストール」をクリックします。インストールはこれで終了です。簡単です。
        3. インストールフォルダ(C:¥pleiades)下のeclipseフォルダの中にEclipse.exeがあるので、デスクトップにショートカット作っておくと良いでしょう。
        4. 起動するとワークスペースの選択ダイアログが表示されます。ここで変更しなくても後で変更できるので、よく分からない人はそのままでOKです。
        5. ついでなので、Javaプロジェクトを作ってみましょう。Javaがインストールされているのが条件です。「ファイル」→「プロジェクト」→「Javaプロジェクト」を選択し[次へ]をクリックします。
        6. Javaプロジェクトの作成ダイアログが表示されるので、プロジェクト名に任意のプロジェクト名を入力し[完了]をクリックします。
        7. パッケージ・エクスプローラに作成したプロジェクトが表示されているので「+」をクリックして展開します。
        8. 展開すると【src】という名前のフォルダがあるので、ここで右クリックして「新規」→「クラス」を選択します。
        9. 名前(M)の所に任意の名前を付けます。ここではとりあえず『Hello』とします。どのメソッド・スタブを作成しますか?の部分にある『public static void main(String[] args)(V)』のところにチェックを入れて[完了]をクリックします。
        10. Hello.javaというファイルが作成されて、中央のウィンドウにファイル内容が表示されます。以下のようにソースを書きます。
        11. public class Hello {
          
              /**
               * @param args
               */
              public static void main(String[] args) {
                  // TODO 自動生成されたメソッド・スタブ
          
                  System.out.println("Hello World!!");
              }
          }
          
        12. メニューの「実行」→「実行」か、メニューバーの部分にある矢印(下の画像の赤丸部分)をクリックします。
        13. 画面下のコンソールに Hello World!! と表示されれば成功です。

        これでEclipseのインストールは終了です。Android開発の為にはもう少し頑張る必要がります。最後にAndroid SDK と ADT のインストールを行います。

          2010年5月21日金曜日

          Android SDK を Version Up しよう!

          2010年5月21日にGoogleがAndroidの最新バージョンをリリースしました。
          バージョンは2.2です。
          SDKも同時にリリースされましたので、バージョンアップ手順を紹介したいと思います。
          新規でインストールする場合はこちらを参照してください。2.1をインストールしたときに書いたものですが、手順は同じです。
          Mac OS X でEclipseからの手順ですが、Windowsでも通用すると思われます。

          2.1からアップデートの普通にアップデートしたら失敗しました。エラーメッセージを読むと、どうやらEclipseのプラグイン(ADT)のバージョンアップが必要みたいです。なので始めにプラグインのバージョンアップをします。

          1. Eclipseで「ヘルプ」→「新規ソフトウェアのインストール」→「すでにインストールされている」をクリックします。
          2. Android DDMS と Android 開発ツール を選択して「更新」をクリックして更新を完了してください。
          3. 更新が完了し、Eclipseを再起動します。「ウィンドウ」→「Android SDK and AVD Manager」を選択し、「Available Packages」を選び、チェックボックスにチェックします。
          4. インストール一覧が表示されますので、チェックボックスはそのままで「Install Selected」をクリックします。
          5. 次もそのまま「インストール」をクリックします。結構時間かかります。
          6. 完了するとエラーが出ますが、PCを再起動させればOKみたいです。  
          これでバージョンアップは完了です。既存プロジェクトのビルドターゲットを最新(API Level 8)にして動作するか確かめましょう。エミュレータの設定も忘れずに!!

            2010年5月16日日曜日

            Android 環境構築 for Windows(JREとJDTのインストール)

            手順1:Android 環境構築 for Windows(JREとJDTのインストール)
            手順2:Android 環境構築 for Windows(Eclipseインストール)
            手順3:Android 環境構築 for Windows(Android SDKとADTのインストール)
              AndroidアプリはJavaで書くのでJavaがなければ始まりません。
              ということで、手始めにJavaの環境を整えます。

              インストールの前に既にインストールされているかもしれないので確認してみましょう。
              コマンドプロンプトで
              java -version
              javac -version
              とそれぞれ入力して、バージョン情報が出ればインストール済です。
              ちなみに前者がJRE(Javaの実行環境)、後者がJDK(Javaの開発環境)のバージョン情報です。
              最新バージョンがインストールされていない場合はインストールされていない場合と同じ手順です。

              それではインストールされていない場合の手順です。

              JREのダウンロードとインストール
              1. こちらからダウンロードします。ダウンロードが完了したら、ダウンロードしたファイルをダブルクリックして実行します。【インストール先のフォルダを変更する】チェックを入れて「インストール」をクリックします。「変更」をクリックし、インストール先のフォルダに[C:¥Java]を指定してください。フォルダがない場合は作ってください。「次へ」をクリックしインストール完了です。

              JDKのダウンロードとインストール
              1. Sun Developer Network(SDN)にアクセスします。いくつかダウンロードするものがありますが、「Java Download」のアイコンをクリックします。
              2. はい、ダウンロードページに飛んできましたね。英語のページですがビビることはありません。Downloadボタンをクリックします。Platformの 部分はOSを勝手に判別してWindowsになっているはずですが、もし違ったらWindowsを選択してください。
              3. これでダウンロードが始まると思いきや、User NameとPasswordを入力しろと。このページを見てる人は多分アカウントなんか持っていないと思いますが、アカウントの作成しなくていいです。一番 下の「Skip this Step」をクリックしてください。これでダウンロードが始まります。
              4. ダウンロードが完了したら、ダウンロードしたファイルをダブルクリックして実行します。手順は簡単です。「同意する」→「次へ」だけです。特に指定しなけ れば[C:¥Program Files¥Java]にインストールされていると思います。「jdkx.x.x_xx」(x.x.x_xxはバージョン)とう名前のフォルダがそれです。[C:¥Java]にフォルダごと移動してください。
              環境変数の設定
               JREはインストーラが自動で最新バージョンを指すようにしてくれますが、JDKは自分で設定しなければなりません。※WindowsXPの場合を説明します。
              1. マイコンピュータを右クリックしてプロパティを選びます。「詳細設定」タブを選び「環境変数」ボタンをクリックします。
              2. システム環境変数に『JAVA_HOME』を設定します。変数名に既に『JAVA_HOME』がある場合は「編集」を、ない場合は「新規」をクリックします。新規の場合は変数名にJAVA_HOMEと入力します。変数値は両者共通でJDKのインストールフォルダを入力します。ここではC:¥Java¥jdkx.x.x_xxx.x.x_xxはバージョン)ですね。
              3. システム環境変数『Path』の設定です。これで最後です!『Path』は既に変数名にあると思いますので「編集」をクリックします。変数値には既に値が入っていると思いますので一番後ろに;%JAVA_HOME%¥binと入力します。頭のの前の;(セミコロン) を忘れずに!「OK」クリックで終了です。変数値に値がなかった場合はセミコロンを抜いたものを入力します。
              環境は整ったので、きちんとインストール&設定がされているか確認します。
              コマンドプロンプトで
              java -version
              javac -version
              と それぞれ入力して、インストールしたバージョン情報が出ればOKです。
              'java'は、内部コマンドまたは外部コマンド、操作可能なプログラムまたはバッチファイルとして認識されていません。
              とか
              'javac'は、内部コマンドまたは外部コマンド、操作可能なプログラムまたはバッチファイルとして認識されていません。

              と言われたら、インストール先のフォルダと環境変数で設定した値が一致していない可能性があります。ここで紹介した手順はインストール先フォルダを変更しているので注意してください。

              Javaのインストールが終わったら、次はEclipse(統合開発環境)のインストールをします。Eclipseの手順も簡単なのでもう少し頑張りましょう。